フィリピンの一部でテロが増加していることから、フィリピンに住む外国人たちに協力して頂き、フィリピンで安全に生活できる場所をまとめてみました。今回、フィリピンで住むべきもっとも安全な場所 8選をご紹介いたします。
フィリピンの特定の地域でテロが増加しているにもかかわらず、フィリピンは今でも外国人やリタイアした人たちにとって非常に人気のある滞在先であることに変わりはありません。そういった人たちにとっては、フィリピンの物価の安さ、美しいビーチ、現地の人の温かさが大きな魅力になっているのです。今回は、フィリピンへの移住を検討されている方のために、フィリピンに住む外国人たちに協力をお願いして、フィリピンの安全な居住先リストを作りました。それでは8つのエリアをご紹介していきたいと思います。
タガイタイ
「私たちは、タガイタイの端にあるシランの最も南の部分にある アギナルド ハイウェイの近くに住んでいます。高速道路から5分、涼しく、きれいで平和な場所です。私たちの周りには、公立・政府系の病院、新しい専門病院、腕のいい歯医者、娯楽施設、豊富なレストランがあり、ビーチまで車で1時間半~2時間ほどの距離にあります。タガイタイには新しいモール(Serin)と2つの公共市場がありますし、4つの劇場(Fora)がある新しいモールがオープンしています。ゴルフコース、住宅、賃貸住宅の商業的な看板広告が道路沿いに多数掲げられています。約20~35分ほどで行けるダスマリニャス(SMとロビンソンズ)とヌバリ・サンタ・ローザ(アヤラ)のには大きなモールも2つあります。タガイタイの近くには、清潔さで賞を受賞したMendezの町があります。他にはアルフォンソ、インダン、Laurel Batangas、シラン、アマデオなども含まれます。私たちが住んでいる公共施設には、水道、電力、衛星テレビ付きのインターネットなどがついていて便利です。しかし、インターネットの品質と信頼性は、地域によって大きく違います。引っ越す前にそういった住居環境について聞いてみてください。」とある移住者は話してくれました。
「ここのスターバックスは世界一景色がいいスターバックスだと思います!!湖を見渡せて最高です。そこに引っ越したら、毎朝iPadを持って、そこでグランドアメリカーノを飲みながらニュースを読みたいです。待ちきれないです。」とこれから移住する方も話してくれました。「私はタガイタイに住んでいて、他の場所には引っ越す予定はありません。でも… 最近タガイタイも、都市化が進んでいます。もっと落ち着いた街に住みたい人はどちらかというとタガイタイよりも周辺の町の方がいいかもしれません。天気はタガイタイと似ていますし、必要な施設も整っていて、だいたいのものは近くにあります。とにかくしばらくの間、ここに来て滞在してみるとどれだけ快適か分かると思いますよ」とまた別の移住者の方も説明してくれました。
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バギオ
「バギオは山の上にある町で、とても涼しいですが、雨がよく降ります。タガイタイよりも賑やかな街です。バギオは遊びにいくのにはちょうど良い場所です。」とある移住者の方もおすすめしています。「タガイタイのように、涼しく、週末や休日は特に人であふれかえってきます。ただ一つの問題なのは、でこぼこの道です。山を下る以外に道がないんです。セッションロードにある美味しいレストランやライブもあって、私もバギオが大好きです。ただ欠点は道路が常に修理中で、土砂崩れなどがあるところです。バスの運転手はスピードを出すので、事故が多いんです」とある外国人移住者は話してくれました。
「私は、道路のことはそんなに気にしていません。バギオへの繋がる道路は3つあります。ケノンロード(マニラへの最速ルート)はたまに閉鎖されるかもしれませんが、その場合は他の代替ルート(Naguilian、マルコス・ハイウェイ)があります。私はこの3つのルートを何度も通ったことがあります(バイク、車、バスで)。毎日バギオに行くバスの量を考えれば、事故率は非常に低いと思います。嵐がいつ来るか、いつ道路が閉鎖されるかは誰もが事前に知ることができます。ロザリオから1時間以内の場所とタガイタイから1時間以内の場所との物価の差は、約半分くらいです」とバギオエリアの道路についてまた別の外国人も答えてくれました。
ラウニオン
おすすめのサーフィンビーチについて話している途中で、ある移住者は「ラウニオンはサーフィンスクールがあります。綺麗な砂浜があり、素敵なレストランがあり、外国人も多いし、とても人気のあるサーフィンエリアです。ビーチの近くのアパートの家賃は、周りにもっと安いところがあるはずです。ラウニオンはマニラから車で4~5時間強、バギウから1時間くらいのところにあります。私はその場所が好きです。しかし、場所によってはひどく浸水するので気を付けないといけません」とある移住者は話してくれました。 別の移住者は、「私はマニラから北へ220kmほどのラウニオンに住んでいます。私はここをとても愛しています。完璧な場所とは言えませんが、生活費は国内のどこよりも安いのが嬉しいです。ここは南シナ海に浮かぶルソン島の風下側になるので、台風がこちらに来てもそこまでひどいものではありません。熱帯性の暴風雨ほどです。マニラから離れて、他の場所も見てみるといいと思います。私の収入は2500ドル/月程度ですが、生活は快適です。」と話してくれました。
ジェネラル・トリアス・カビテ
ここは、マニラから南に1時間ちょっとのところにあります。「私たちは昨年、ガバナーズドライブ沿いのイーグルリッジゴルフコースにあるジェネラル・トリアス・カビテに物件を購入しました。私がこの場所を気に入っているのは、静かで、病院に近く、学校(デ・ラ・サール・カビテ)にも近いからです。」とある移住者は話してくれました。
スービック
これから移住してくる人がどこに住むべきか、移住者に尋ねると「もしフィリピンに来るのが初めてであれば、ここはただ気軽に滞在するには危険な第三世界の国だということを最初に言っておきます。だから、ルソン島のスービック湾にある旧米海軍基地の近くのエリアをお勧めします。他ではなかなか見つけるのが難しい場所で、きちんとインフラが整備された住みやすい場所です。スービックに比べボラカイの物価はとても高いです。私の記事の最後にあるリンクで商工会議所をチェックしてください。幸運を祈っています。フィリピンを楽しんでください。」と答えてくれました。「私はスービックが好きです。他の場所よりも断然きれいだからです。他にも色々リゾート地に行きましたが、本当にきれいで最高のビーチでした。テキサス・ジョーズという店では、今まで食べた中で最高のハンバーガーを食べました。ぜひ行ってみてください。その向かいには美味しシーフードレストランもあるんです。ビーチにも素敵なレストランがあり、警察が巡回していました。ビーチのレストランも素敵でした」とある移住者は話してくれました。また、別の移住者は「スービックはとてもきれいで、たくさん移住者がいます。美しいビーチ、レストランなどがあり、クラークには大きなショッピングモールがあります。いい場所です」と話してくれました。
また別の移住者は、スービックのビーチの清潔さについて話してくれました。「Baloyビーチやスービックエリアの他のビーチは、泳ぎたいと思えるようなビーチでもなく、水も汚れています。GaryDが言っていたように、スービックはマニラと同じように湾になっています。そのため、多くの汚染物質が、湾に溜まってしまうのです」と話してくれました。
サンタローザ
人口35万人以上のこの街は、マニラの南約40キロほどのところに位置しています。ここに住んでいる外国人はサンタローザのお気に入りのところについて話してくれました「とにかく人々の親しみやすさです。私はいつも夕食やパーティーに招待されるんです。家族の絆が強く、保守的で、道徳心を持っているところに素晴らしさを感じます。犯罪率は南米よりもはるかに少ないです」またサンタローザに住む別の外国人は、分譲地は場所によって治安の良しあしに影響が出ると話してくれました。「サンタローザのLa Joya分譲地に住んでいる友人がいます。オープンガレージに鍵のかかっていない自転車を置いておくことができるほど治安がいいらしいです。自転車が盗難に遭ったことは一度もありません。一方で、私たちが住んでいるところはあまり治安が良くないんです。暴力などの問題はありませんが、メインストリートから1ブロック離れているので、物乞いや精神病患者がゴミ箱を漁りに来ます。ゴミ箱を盗まれたりもしました。だから、町によって治安の良さは違います。一般的には専門家が住んでいる地域は安全です」と話してくれました。
マニラ
多くの退職した外国人はマニラが嫌いですが、仕事でフィリピンに移住する場合、メトロマニラに住む可能性は高いでしょう。ある外国人は、マニラの治安については誤解されている面も多々あると説明してくれました。彼は「ここの治安は大多数の人が思っているほど悪くありません。私は25年間マニラに住んで、仕事もしていました。私は一度も実際に危険な目にあったことはありません。人々がフィリピンに住む人、住まない人、両者がどのように考えているのか理解しなければなりません。今まで、私はジープニーを使い、バイクに乗り、車を運転してきました。私はキャッツキル山脈で育ちました(そこは静かで、平和で、公害もなく、交通量も少なかったです)。交通量が多すぎて、大変だというのには同意します(週末のタガイタイよりも悪いことはありません)。移動する時間と、交通量が少ない道を覚えないといけませんね。空気や水の汚染はひどいです。私は比較的きれいな分譲地に住んでいて、週に数回テニスをしていました。たまにゴルフをして、ほとんどエアコンの中で生活していました。どの場所にもよいところがあります。マニラのダウンタウン(エスコルタ)には住みませんが、マニラ市内には住みやすくて比較的安全な場所がたくさんあります。慣れるのには時間がかかりますが。理想の場所とまではいきませんが、フィリピンに移住する多くの外国人が思っているほど悪くはありません。多国籍企業や大使館で働いている外国人に聞いてみてください。もちろんマニラに住むにはお金がかかりますが、他の地域よりも危険ではありません。マニラでは外国人も目立つことなく、街に溶け込むことができます。他の地域では外国人は目立ちますがね」と話してくれました。
「安全を得ようと思うとやはり高級なところに住まないといけません。収入が高い人じゃないと、そういうところには住めませんよね。お金があれば安全性を第一に考え、アヤラ・アラバンやグリーンヒルズのような場所が良いでしょう。車道にメルセデスやBMWがたくさん停めてある分譲地を探せばいいんです」とフィリピンに住むある定年退職者はアドバイスをしてくれました。アヤラ・アラバンはマニラから南へ45分ほどに位置し、人口は2万人を超えています。グリーンヒルズというのは、マニラから東へ約30分のところにあるグリーンヒルズ地区のショッピングセンターの名前です。
フィリピンフォーラムの最近のスレッド「マニラの宿泊施設と安全性」では、オルティガスセンターの仕事でパートナーとマニラへの移住を考えている女性が、マニラの地域の安全な場所について質問していました。ある外国人移住者は、「オルティガスセンター(Greenhills, White Plains, Valle Verde, Green Meadows)から15分以内の範囲では、月40Tペソ近くの家賃の家を見つけることはできないでしょう。ほとんどの家が、60T~100Tほどです。庭がいらなければ、コンドミニアムの方がいいでしょう。そのエリアには比較的新しいものがいくつかあり、プールやジムなどもあります。セキュリティもしっかりしています。私の元義理の弟は、プールやジムのような設備が整ったそのエリアの素敵なコンドミニアムに住んでいます(おそらく家賃は月に60~100Tかかるでしょう)。そういった場所では、どのタクシーも安全で、協会に登録されているタクシーばかりです。美味しいレストランやマニラ市内でも有数のショッピングモールもすぐ近くにあります。
リパ
ある移住者は、フィリピンのリパでの生活について、「リパは他の低地よりもさらに少し涼しいです。マニラとバタンガス市の間のSLEXハイウェイに位置しており、ビジネス面でもいい位置にありますし、ビーチや沿岸部に行くのにも便利です。街にはショッピング劇場やレストランの入ったSMモールがあり、マキリン山公園や植物園へも車ですぐのところにあります。ダイビングが好きであれば、マビーニエリアには多くのダイビングリゾートがありますし、周辺を軽くドライブしたり、ライヤの近くに白い砂浜もあったりと、とても楽しめます。また、カランバエリアや多くの温泉リゾートも近くにあります。釣りが好きの人なら、カリラヤ湖まで車で約3時間ほどで人工湖まで行けます。バスがたくさん泳いでいる人工湖で、お手頃な価格のリゾートです。また、Tanauanを通ってタール湖に沿ってタリサイの町までドライブすることができます。タール湖のヨットクラブでは、セーリングを学べますし、セイルボートを借りることもできます。ラグーナ湖付近のアラミノスの近くにある5つの湖のエリアは、バナハウ山と同様に近くにあります。ゴルフをしたい場合は、マウントマララヤットゴルフ&カントリークラブでプレーできます。料金は全く分かりませんが。また、バタンガスに車で移動し、ミンドロ州や他のリゾート地やビーチまでフェリーに乗って行くことができます。フィリピンに移住してきてすぐであれば、最初に家を借りてしまうか、家を選ぶ前に、ガスや水道などの設備がきっちり整っているか確認するべきでしょうね」と話してくれました。
治安に問題がある人気の外国人エリア
悲しいことに、長年外国人が楽しんで生活を送ってきた人気のエリアでは、テロ攻撃やテログループとフィリピン治安部隊との衝突などが起こっています。フィリピンへの移住準備をしている方は、検討している都市や町の最新情報を必ず入手しておきましょう。以下、テロなどの影響を受けた外国人に人気のエリアをご紹介します。
ミンダナオ島北部のマラウィ市
米国大使館は「ミンダナオ島マラウィ市でテロリスト集団とフィリピン治安部隊との間で対立が続いていることを米国民に警告した」と報じました。メディアの報道によると、複数の死傷者が出たということです。2017年5月23日、フィリピン政府はミンダナオ島全域に60日間の戒厳令を宣言しました。フィリピン国家警察(PNP)とフィリピン軍(AFP)も厳戒態勢に入りました。マラウイ市はミンダナオ島北部に位置します。フィリピンに住む外国人は、マラウィ市の状況について、次のように述べています。
「ミンダナオ島は2017年5月にドゥテルテ大統領によって戒厳命令が出されました。ニューヨーク・タイムズ紙の最近の記事では、当初2017年7月22日に終了する予定だった戒厳命令の状態を延長するようドゥテルテ大統領が議会に求めていると説明しています。戒厳命令は、ミンダナオ島全体に影響を与えました。」
ミンダナオ島ダバオ市
2016年9月、在マニラ米国大使館は 「2016年9月2日夜、フィリピン・ダバオの市場で爆発物が爆発した 」と報じました。最近のフォーラムのディスカッションでは、ダバオの外国人たちが、戒厳命令が日常生活に与えた影響について話し合っています。
ミンダナオ島トリルのプルデンシャルビレッジ
ダバオ郊外のValesビーチ近くのトリルにあるプルデンシャル・ビレッジは、古くから外国人に人気のあるエリアです。プルデンシャル・ビレッジはフィリピンで2番目に大きいミンダナオ島にあります。
フィリピンで安全に暮らすために
フィリピンでは基本的にはそこまで治安のいい国ではないということをいつも心に留めておいてください。ある外国人移住者の方は、「安全かどうかは二つの大きな要因によって異なると私は思っています。一つは当然のことながら立地条件です。極貧の中で人々が頬を寄せ合って横たわっているような場所(トンドが思い浮かぶ)を選ばないようにしましょう。もう一つは、個人の行動です。怪しげなエリアにたむろしてお金をばら撒いていると、トラブルの元になります。私は分譲地には住んでおらず、古い労働者階級のエリアに住んでいます。泥棒や不法侵入での安全面から私たちは家をここに建て、ここでほぼ5年間の間、何の問題も起きていません。とにかく、自分の身は自分で守らなければいけないということです。自分が変な行動を取らなければ危ないことには巻き込まれないはずです」と話してくれました。