東南アジア転職恋物語

転職に恋をした乙女のブログ

はじめに

過去10年間で、海外(カンボジア以外)から、この不思議の国カンボジアに移住してくるあらゆる年齢層の人達の数はどんどん増えて来ています。

カンボジアが東南アジアでも随一の観光地になったのは、世界的に有名なアンコールワットの寺院の素晴らしさにあると思います。ただ、単なる旅行客に「ここに住みたい」と思わせ、実際に移住してくるようになるのには、何か理由があるのではないのでしょうか。

カンボジアの豊かな歴史、伝統、文化に魅了された人もいます。また、外国人投資家や専門家にとっては、自由に経済活動ができる開放的な経済圏であるカンボジアで、経済的利益を得ようと考えて移住に踏み切った人もいると思います。

カンボジアを愛する理由の一つとして、外国人に対する現地の人々姿勢があると思います。通称「クメール(カンボジアの大多数の民族)スマイル」と呼ばれるフレンドリーな笑顔で、どこに行っても外国人をあたたかくもてなすカンボジア人の人柄が移住者を増やしている大きな理由の一つです。

観光業の急成長

観光業の成長と国際的な企業の進出の増加により、特に主要都市や観光地では、多くのカンボジア人にとって英語は第二言語となっています。

また、カンボジアは世界でも数少ない米ドルを事実上の通貨として使用している国なので、経済的に安定しており、事業を経営している人や海外収入に頼っている人にとっては生活がしやすい国であることも特徴です。

植民地都市、美しいビーチ、原始的な島々、古代寺院など、自分が好きな雰囲気の町を選んで住むことができます

「東南アジアの真珠」の醍醐味を始めて味わう人の多くは、首都プノンペンをまず最初に観光します。プノンペンは植民地時代の建物、王宮、仏塔、地元の市場などがたくさんあり、高層ビルやコンドミニアムが建ち並び、魅力的な雰囲気を醸し出しています。

投資家にも魅力

プノンペンは投資家やビジネスマンに人気があり、アンコールワットのあるシェムリアップ市は観光産業の発展に貢献する街となっています。1636000㎡に及ぶ世界最大の宗教遺跡である壮大なアンコールワットを見るために「テンプルタウン」へ多くの観光客がやってきます。

ビーチが好きな人には、カンボジアの主要な沿岸部にあるシアヌークビルがお勧めです。現地の人や外国人の移住者、また旅行客からも人気のスポットです。竹の小屋でバックパッカーのような生活をしたり、プライベートビーチのある5つ星ホテルで過ごしたりもできます。予算の額に関わらず楽しめる場所です。

他にも、植民地時代の街バッタンバン、ゆったりとした川沿いの町カンポット、海岸沿いのリゾート地ケップなど、海外からの旅行者に人気のある都市があります。

東南アジアの心

カンボジアの文字通り東南アジアの中心に位置します。プノンペン、シェムリアップ、シアヌークビルの3つの国際空港があり、毎年何百万人もの旅行者が訪れる中心的な場所となっています。

多くの外国人や退職した人々が、のんびりとした南国のライフスタイルを楽しむためにカンボジアに移住してくる一方で、仕事やビジネスのために移住してくる人もいます。

現在、カンボジアに定住している外国人は10万人以上と推定されており、世界各国の料理が食べられる多国籍レストランの多さがそれを物語っています。ここでは、ほぼすべての国の料理が食べられます。

また、Amcham、Britcham、Auscham、Eurochamなどの各国の商工会議所も多数存在し、ビジネスコミュニティや交流の場を持ちたい外国人に人気があります。

また、製造業、農業、通信、銀行、観光産業などの分野で外国人の投資が活発に行われており、現地の人や外国人にビジネスチャンスを提供している点において、この国のポテンシャルを強く感じる点です。

カンボジアでの便利な生活

カンボジアはアジアのどの国よりも柔軟で利用しやすい長期滞在ビザを発行しており、到着時に1ヶ月のビジネスビザ、または “E “ビザを取得することができます。最低限の書類を準備すればわずか数ドルで一年ごとに更新が可能です。

物価については、カンボジアはInternational Livingの2020年Annual Global Retirement Indexの生活費部門で第1位にランクされており、限られた収入で、海外に移転して比較的贅沢な生活をしたいと考えている年金生活者などにとっては魅力的な場所となっています。

大人一人であれば、月に1,250ドルで快適に暮らすことができますが、二人暮らしであれば2,000ドル程度で済むでしょう。

東南アジアに移住して、より質の高い生活をしたいと考えている人であれば、予算に関わらず、カンボジアこそ移住すべき国なのかもしれません。

カンボジアで住むメリットとデメリット

何かの長所と短所を検討するときには、あなたが見たいものを正確に絞り込むことで正しい判断ができるようになります。カンボジアへの移住を検討している人にとって、最も気になるのは、格安で生活水準が高い暮らしができるかどうかです。このポイントに重きを置いて考えながら、5つのポイントにおいての長所と短所を考えていきたいと思います。

1.ライフスタイルのアップグレードを楽しむ

メリット:わずかなお金で贅沢な暮らしを

カンボジアの生活費はとても安く、家賃、食料品、バー、レストランに至るまで、どれも非常にお手頃な価格です。収入が限られている人でも、生活の質を上げて優雅な生活が送れるということです。カンボジアの主要な都市や町では、二人暮らしなら月に1,355ドル程度で生活することができます。

首都プノンペンでは、中心部にあるするアパートを借りて、毎日のようにレストランを訪れたり、スーパーで食料品を購入したりすることができ、また、毎晩のようにパブやバーでお酒を呑み歩いても十分に余るくらいです。住居に関してですが、光熱費や電気代、水道代、有料テレビなどの費用が約70ドルほどです。そしてなんと一か月355ドル以下ほどのお手頃な価格で、設備の整ったアパートを借りることができます。週に一度、家の掃除をしてもらうための費用も安く、一か月28ドルまたは35ドルほどです。現地の携帯電話事業者にはわずか7ドルほど支払うだけで無制限の無料通話、メッセージ、インターネットなどが使える携帯電話も使えます。

デメリット:もう二度と他のところでは住めなくなる!

わずかな生活費で、自国よりも快適でゴージャスな生活を手に入れてしまうと、徐々にその快適さにも慣れてくるでしょう。自分の国での生活費があまりに高すぎると実感し、もう自分の国には戻れなくなります。

2.色々な人たちとの交流を楽しめる

メリット:時間を持て余すことがない

カンボジアには、特別なキャンペーン、クイズ大会、映画鑑賞会、プールパーティーなどが開催される多数のバー、パブ、クラブ、ホテルなど、海外からの移住者が楽しく過ごすための施設がたくさんあります。手頃な価格で仕事の後の一杯を楽しめます。多くの施設では生ビールが1本0.70ドルで販売されています。スピリッツやカクテルも同様にリーズナブルな価格で提供されているので、ハッピーアワーは外出が好きな人にはお勧めです。自宅でパーティーをする場合も、ヨーロッパから輸入されたワインを1本7ドルで購入することができますし、ビールは24本入りで約11ドル、プレミアムブランドのビールでも18ドルほどの価格です。

デメリット:遊び過ぎてしまう

手頃な価格のお酒呑めると、お酒を片手に楽しい時間を過ごしたくなります。健康的な生活を維持するためには、お酒もほどほどにしないといけません。健康を維持するために無料のヨガのワークショップに参加したり、定期的に開催される様々なイベントに参加してみたりするのもおすすめです。

3. 美味しい食事のための素晴らしい選択肢がたくさんある

メリット: 毎晩の外食にあまり費用がかからない

カンボジアでは、家で食事の準備に時間と労力をかけるよりも外食をする方が、はるかにお得です。朝食、昼食、夕食、いずれにしても、魅力的な格安の食事が楽しめます。現地のレストランで、焼いた豚肉と蒸したご飯と漬物の朝食セットが3ドル以下で食べられます。約70ドルでカンボジアスタイルの甘いコーヒーを飲むのもおすすめです。

才能あるシェフたちが経営するレストランはたくさんあり、ランチやディナーを楽しめます。イタリアンピッツェリア、オージーバーガーバー、フランスのパティスリー、アメリカのステーキハウス、中国のラーメン屋…カンボジアにはどんな国の料理も揃っています。また食べ物の質が高いわりに、価格は4ドルから7ドルと驚くほど低いのです。たくさんの人気のレストランで美味しい食事を楽しんでください。

デメリット:ついつい食べ過ぎてしまう

当然のことながら、食事が美味しすぎて、食べ過ぎてしまうことがあります。そういう場合でも、ジムやヘルスセンターがあるので安心です。ジムの会員になって、運動してみましょう。プノンペンにある空調設備の整ったジムの会費は、月25ドルです。最新の機器やサウナ、プールも完備されている快適な施設です。

4.歯科医による歯の治療

メリット:素晴らしい歯医者

カンボジアに住む外国人がこの国を高く評価している点は、国内有数の歯科医や病院で治療が受けられる点です。プノンペンは現在、外国人患者からの需要の高まりに応じる姿勢を見せています。国内最大級の病院が定期的に施設を改装したり、サービスを向上したりしています。プノンペンは、いまやデンタル・ツーリズム(歯科治療を受けるための渡航、外国旅行)の中心となっています。

最先端の医療機器が備わっており、海外の資格を持つ外科医や技師などが大勢いるこの歯科医は、米国と治療法を比較しても最大70%も医療費が安くなります。そのため、外国人に大変人気です。

簡単な歯のクリーニングや治療から、高度な美容整形手術をまで低価格で高い技術の治療を受けることができます。

デメリット:虫歯になるのは避けられない

確かにこの国で治療を受けると治療費が格段に安いのは間違いありません。虫歯になるのは避けられません…。高水準の歯科治療を低価格で受けられるとしても、虫歯の治療の痛みは変わりません。

5.ビザと移住

メリット:カンボジアの退職ビザが利用可能に

カンボジアではこのほど、空港到着時に専用の退職ビザ(通称:ERビザ)が発行されるようになりました。

そのビザの取得条件は55歳以上で有効なパスポート(できれば先進国のもの)を持っていることです。

入国管理局は通常、1ヶ月のERビザを発行しますが、旅行代理店やビザのブローカーを通せば、わずか275ドルの費用で発行してもらえます。何回も入国でき、最大12ヶ月間滞在可能なビザです。

デメリット:仕事

ERビザは他のアジア諸国のビザと比較しても特に人気があり、競争力のあるビザです。しかし、そのビザではカンボジアで仕事をすることができません。現地でビジネスをしたり、就職したりしたいという方には、ビジネスビザが最も適しています。ただ、このように生活費が安く、毎日楽しいことばかりのカンボジアで、仕事をするなんてもったいなくありませんか?