東南アジア転職恋物語

転職に恋をした乙女のブログ

インドネシアは、外国人の行きたい国ベスト10に入るほどの異国情緒あふれる南国のリゾートとして、常に注目されてきました。2017年2月に政府は、「1ヶ月間のインドネシアへの訪問者数が約103万人であり、全観光客の約20%が中国人であった」と発表しました。1月から観光客数は減少傾向にあるとはいえ、インドネシアは世界でもトップクラスの観光地とされています。

観光客の数が多いにもかかわらず、国内で働く外国人労働者についてはそれほど多くはありません。インドネシアの外国人労働者数は、近隣諸国の外国人労働者数をはるかに下回っています。インドネシアの労働省は、今年の外国人労働者数が74,183人しかいないと発表しました。(ただし、数字は実際の数字よりも低い可能性が高いでしょう)。

主な問題点は、インドネシアにおける外国人労働者に関する政府の規制が厳しい点です。多くの外国人がインドネシアから出国し始めています。インドネシアのような島国で書類を処理するのが面倒だというのはデメリットになりますが、国自体は外国人にとっては物価も安く住みやすい国です。エンターテイメントやレジャーなど楽しいアクティビティもたくさんあります。今回は仕事や遊び、また退職後にインドネシアで暮らそうと思っている方におすすめの5つのエリアをご紹介します。

1.南ジャカルタのクマン

ジャカルタで住む人気の場所と言えばクマンです。長い間人気を博している有名な場所です。ここには数多くのインターナショナルスクールがあり、高級住宅が立ち並んでいます。

さらに、クマンは、現地企業の管理職の欧米人たちに人気があります。クマンの家の家賃は、1ヶ月あたり2,600万ルピアから3300万ルピア(US$2,000からUS$2,500)の範囲で、年間では3億1,200万ルピアから3億9600万ルピア(US$23,000からUS$29,000)になります。

クマンにもまた、外国人コミュニティがあります。外国人にとっては、おしゃれなカフェでお茶を飲むのも楽しみの一つです。レストラン、モールおよびオフィスビルがたくさんあるゴールデントライアングルはクマンから15分から30分ほどです。

2.中央ジャカルタのメンテン

メンテンには、裕福な外国人がたくさん住んでいます。メンテンの家賃はクマンよりも高く、年間で4億7000万ルピアから 110億ルピア(US$35,500~US$75,000)となっています。

街の中心部に位置しているため、ショッピングモール、レストラン、市場、公園、大使館が近くにあり、とても便利です。骨董品の収集に興味がある方は、骨董品通りのあるジャラン・スラバヤまで徒歩数分で行くことができるので、ぜひ行ってみてください。

メンテンは、政府関係者や政治家がたくさん住んでいるので、町の雰囲気も落ち着いていて閑静な雰囲気です。

ただ、唯一の弱点と言えば、交通渋滞です。ジャカルタで最も交通量の多い地区の一つなので、ラッシュ時には大混雑します。

3.ブカシのチカラン

リッポ・チカランは過去2年間、経済において急成長しており、それに伴い生活水準も向上しています。気温が高く、ジャカルタの中心部から車で約2時間40分も離れています。

最近、三菱とリッポグループがニューポートパークのマンションに投資したことで、同エリアの居住目標の87%を達成することに成功しました。また、2,500社以上の多国籍企業の本拠地にもなっています。そのため、外国人の数は急速に増加しています。

チカラン市は、中心部のビジネス街を「スマートでグリーンな」都市にしようという取り組みを実施しています。

「『中央ビジネス地区』は、ジャカルタ東部周辺で外国人コミュニティが大きくなっていることを考慮し、世界クラスの施設やアメニティを完備したスマートでグリーンな都市を作るために開発されました。インドネシアの中間所得者から高所得者の市場にも対応していきたい」と、チカラン・リッポ・グループの社長兼CEOであるミウ・チョン・ロー氏は語っていました。

リッポ・チカランの生活費は中央や南ジャカルタと比較してもお手頃な価格です。年間9000万ルピアから3億ルピア(US$6,700 からUS$22,500) で生活できます。

4.南デンパサールのサヌール

そして忘れてはいけないのが観光客や移住者にも人気の場所、バリ島です。現在、バリ島には約2,100人の外国人が住んでいます(実際の数は報告されている数よりも多いはずです)。

その中でも特に人気が高いのがサヌールと言う場所です。南デンパサールに位置し、ビーチや子供向けのインターナショナルスクールがたくさんあります。閑静で落ち着いた雰囲気のサヌールに住みたいと思う人はたくさんいます。

サヌールでの生活費は、家賃などを含めて月に600万ルピア~1000万ルピア(US$450~US$750)です。ライフスタイルにもよりますが、クタやスミニャックよりも物価は安いので生活がしやすいでしょう。

サヌールは、退職後にのんびりと過ごしたい外国人にとって、一番人気の場所です。

5.ジョグジャカルタ

ジョグジャカルタは交換留学生を中心とした若い外国人がたくさん住んでいます。また、落ち着いたエリアで生活したいと考えている外国人にも人気です。

ジョグジャカルタ自体の規模は38平方キロメートルと小さいですが、アート系のコミュニティや興味深い観光名所がたくさんあります。

ジョグジャカルタはインドネシアの他の場所に比べて物価が安く生活しやすい場所です。85平方メートルのアパートの家賃(一人暮らし用)は、1ヶ月あたり300万ルピアから500万ルピア(225~375米ドル)です。家族連れの場合は家賃は一月に約1600万ルピア(US$1,200)です。

外食でも比較的お手頃な価格で、食べられます。一人あたりの平均的な食費が140,000ルピア (US$10.50)ほどの高級レストランを見つけることができます。このエリアにあるインターナショナルスクールの学費は年間約1億5600万ルピア (US$11,700)です。